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第50回モナコグランプリ(前編)
世界で2番目に小さい国モナコ。

ここで伝統と格式のあるF1モナコグランプリが1929年より開催され、第二次世界大戦での中断を除き毎年開催されている。
モナコグランプリのレースウィークにはモナコ大公主催のパーティーが開かれ、ドライバーやチーム関係者、また世界のセレブと呼ばれる選ばれた者が出席する。
レースの予選、決勝時にはそのセレブ達が海辺のクルーザーや高級マンションから市街地コースで繰り広げられるレースを観戦し、そのさまは現代のコロシアムといったところである。
’90シーズン、マクラーレン・ホンダはアイルトン・セナがワールドチャンピオン。
チームとしてもコンストラクターズ部門で優勝と他の追随を許さなかった。
翌年、マクラーレン・ホンダはアイルトン・セナが開幕4連勝を決め、そのまま前年同様のタイトルを手中に収めていた。
ただ前年と違ったのはアクティブサスペンションシステムを搭載したウィリアムズルノーがシーズン終盤、猛追をみせていたことである。
そして迎えた92年、ウィリアムズルノーは名機FW14Bを投入しカーナンバー5ナイジェル・マンセルが前年にアイルトン・セナの作った開幕4連勝をあっさり塗り替え、ここまで開幕5連勝中。

すべてポールトゥウィンというぶっちぎりの強さを見せてむかえたモナコグランプリであった。
ここモナコ・モンテカルロ市街地コースは他のコースに比べドライバーズグランプリと言われるぐらい難しいコースで、抜きどころが極端に少なくドライバーの視線から見える景色はほとんどガードレールという特殊なサーキットである。
モナコの勝利は他のコースの3勝分と言われるほどである。

この年、このコースで当然のようにポールポジションはナイジェル・マンセル。
2番手には同僚、ウィリアムズのリカルド・パトレーゼ。
‘92シーズンでは恒例となったウィリアムズのフロントロー独占である。
去年までモナコグランプリ3連覇中のアイルトン・セナは3番手。
抜きどころの少ないこのコースではウィリアムズを前に絶望的な位置である。
フォーメーションラップが終わり各マシンがグリッドに付く。
そして静寂の中シグナルが変わり、スタートが切られた直後であった。
第一コーナー手前ギリギリまで死んだふりをしていたセナがパトレーゼのインを付き2番手へ。
意表を付いた1コーナーの攻防であった。
セナはこの年初めてマンセルをオープニングラップから追いかけるチャンスを手にした。
得意のドライバーズグランプリで・・・
【 LAP1 0秒870 】
【 LAP3 3秒909 】
【 LAP8 6秒008 】
マンセルの背後に付き猛追したいセナであったが、周回を重ねるほどにその差は開き、3番手のパトレーゼを抑えるのが精一杯な状況であった。
後続が順位争いに苦戦する中、ただ一人その差を広げモナコ初優勝に近付いていくマンセル。
誰の目にもマンセルが優位なのは明らかであった。
レースは進み72週目、2位のセナに28秒差を付け先頭を行くマンセルに解説陣が勝利を確信するようなコメントをしだす。
残りの周回数からすれば勝利するには決定的なアドバンテージをマンセルは持っていた。
しかし72週目、それは突然やってきた!
ナイジェル・マンセル、タイヤトラブルによるピットイン。
あまりの長さのため、つづく・・・

ここで伝統と格式のあるF1モナコグランプリが1929年より開催され、第二次世界大戦での中断を除き毎年開催されている。
モナコグランプリのレースウィークにはモナコ大公主催のパーティーが開かれ、ドライバーやチーム関係者、また世界のセレブと呼ばれる選ばれた者が出席する。
レースの予選、決勝時にはそのセレブ達が海辺のクルーザーや高級マンションから市街地コースで繰り広げられるレースを観戦し、そのさまは現代のコロシアムといったところである。
’90シーズン、マクラーレン・ホンダはアイルトン・セナがワールドチャンピオン。
チームとしてもコンストラクターズ部門で優勝と他の追随を許さなかった。
翌年、マクラーレン・ホンダはアイルトン・セナが開幕4連勝を決め、そのまま前年同様のタイトルを手中に収めていた。
ただ前年と違ったのはアクティブサスペンションシステムを搭載したウィリアムズルノーがシーズン終盤、猛追をみせていたことである。
そして迎えた92年、ウィリアムズルノーは名機FW14Bを投入しカーナンバー5ナイジェル・マンセルが前年にアイルトン・セナの作った開幕4連勝をあっさり塗り替え、ここまで開幕5連勝中。

すべてポールトゥウィンというぶっちぎりの強さを見せてむかえたモナコグランプリであった。
ここモナコ・モンテカルロ市街地コースは他のコースに比べドライバーズグランプリと言われるぐらい難しいコースで、抜きどころが極端に少なくドライバーの視線から見える景色はほとんどガードレールという特殊なサーキットである。
モナコの勝利は他のコースの3勝分と言われるほどである。

この年、このコースで当然のようにポールポジションはナイジェル・マンセル。
2番手には同僚、ウィリアムズのリカルド・パトレーゼ。
‘92シーズンでは恒例となったウィリアムズのフロントロー独占である。
去年までモナコグランプリ3連覇中のアイルトン・セナは3番手。
抜きどころの少ないこのコースではウィリアムズを前に絶望的な位置である。
フォーメーションラップが終わり各マシンがグリッドに付く。
そして静寂の中シグナルが変わり、スタートが切られた直後であった。
第一コーナー手前ギリギリまで死んだふりをしていたセナがパトレーゼのインを付き2番手へ。
意表を付いた1コーナーの攻防であった。
セナはこの年初めてマンセルをオープニングラップから追いかけるチャンスを手にした。
得意のドライバーズグランプリで・・・
【 LAP1 0秒870 】
【 LAP3 3秒909 】
【 LAP8 6秒008 】
マンセルの背後に付き猛追したいセナであったが、周回を重ねるほどにその差は開き、3番手のパトレーゼを抑えるのが精一杯な状況であった。
後続が順位争いに苦戦する中、ただ一人その差を広げモナコ初優勝に近付いていくマンセル。
誰の目にもマンセルが優位なのは明らかであった。
レースは進み72週目、2位のセナに28秒差を付け先頭を行くマンセルに解説陣が勝利を確信するようなコメントをしだす。
残りの周回数からすれば勝利するには決定的なアドバンテージをマンセルは持っていた。
しかし72週目、それは突然やってきた!
ナイジェル・マンセル、タイヤトラブルによるピットイン。
あまりの長さのため、つづく・・・
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